古代から丹沢の山並みにそびえる大山(神奈川)は
原始の時代から神の山として土地の人々に崇められた。
文献で記録に現れるのは、天平勝宝8年(755年)
東大寺開山の最高責任者、良弁(ろうべん)僧正が
聖武天皇の許可を得て山腹に大山寺、山頂に阿夫利神社
(あふりじんじゃ)を建立し、大山を神仏共に信仰する
山岳宗教の聖地としたことに始まる。
大山寺本尊には不動明王が祀られ、源頼朝を始め、
上杉・北条・徳川の尊崇と庇護を受けた。
中世以降は大山寺を拠点とする修験道(大山修験)が盛んになり、
相模国の修験道山とされ、民衆の信仰も厚く受けた。
江戸時代には当社に参詣する講(大山講)が関東各地に組織され、
多くの庶民が参詣した。落語の「大山詣り」は有名であった。
当時江戸っ子にとって「お山へお詣り」というと、1つに限り、
「大山詣り」の事であった。
その頃より宿坊も盛んになり、茶屋通りや其処ここに残る風情など
今もその名残が大山全体に残っている。
特に紅葉シーズンは多くの人が山を目指して賑わうが、
自然豊かな景色を四季を通して眺めてみたい。
良弁(ろうべん、りょうべん)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%AF%E5%BC%81
大山
http://ja.wikipedia.org/…/%E5%A4%A7%E5%B1%B1_(%E7%A5%9E%E5%…