九頭龍神社(箱根 芦ノ湖)
箱根の九頭龍(くずりゅう)神社は、
芦ノ湖湖畔に本宮を置き箱根神社境内に
新宮を構えています。
仕事を含めた良き縁との結び・開運・金運に
たいへんご利益があるとして有名です。
九頭龍神社の始まりは、山岳信仰を束ねる
目的として、朝廷より命を受け
万巻上人(まんがんしょうにん)が箱根山に
入山したところ、芦ノ湖に住む9つの頭を持つ
毒龍(九頭龍)が荒れ狂って村民を苦しめて
いました。
それを見た万巻上人は九頭龍を法力で調伏し、
九頭龍は懺悔して宝珠・錫杖・水瓶を持って
帰依し、以来、湖の主・水神(九頭龍権現)
として祀ったといわれています。
◇万巻上人/萬巻上人(まんがんしょうにん)
奈良朝の初期(約1244年前)、万巻上人は、
箱根大神様の御神託により現在の地に
箱根神社を建立しました。
万巻上人は京都の生まれで子供の頃から利発で
物覚えがよく、仏門に入ると仏典を読誦して
万巻の経を読破したことにより、人読んで
「萬巻」と称するようになったと言われました。
その存在は、空海や最澄と並び稱せられる程の
偉大な僧であったといわれています。
箱根神社・九頭龍神社